介護福祉士初任者研修とは？

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今回のテーマは、介護福祉士初任者研修とは？です。

介護福祉士初任者研修の受験資格や難易度とは？

資格を持っているとどんなメリットがあるのか？

介護福祉士初任者研修について、詳しく解説していきます！

介護の仕事の種類

介護職場で働く場合、仕事の種類は大きくわけて以下の２つ。

• 身体介護
• 生活援助

身体介護とは、介護対象者の身体に触れて、食事や入浴、排せつなどの日常生活を支援するものです。

一方、生活援助とは、掃除や洗濯、料理など、同じ日常生活支援でも、介護というより「家事援助」といった側面が強い支援になります。

介護福祉士初任者研修とは？

介護福祉士初任者研修とは、「身体介護」を行うための入門資格。

旧制度でいうところの「ヘルパー２級相当」になります。

介護スタッフが目指す国家資格といえば「介護福祉士」ですが、一定の条件を満たしていないと、そもそも受験資格が与えられません。

その条件の一つが介護福祉士実務者研修を受けていること。

しかし、実務者研修は研修時間数も長くレベルも高いため、その下のレベルの研修として用意されているのが、介護福祉士初任者研修になります。

介護福祉士初任者研修を受講したとしても、国家資格がもらえるわけではありませんが、一般的に「介護資格保持者」として扱われることが多いため、できる仕事の幅も広がりますし、資格手当がもらえることもあります。

介護福祉士初任者研修の受験資格

介護福祉士初任者研修は、誰でも受験することができます。

年齢、学歴も問いませんし、福祉系の学校に通うなどの条件もありません。

１３０時間の受講が必要ですので、基本的に特定の研修主催団体に通学形式で一定期間通うことになります。

期間は、３ヶ月程度で取得できることが多いです。

しかし、通信講座や短期集中講座、夜間講座なども用意されているので、仕事をしながら取得することも可能です。

介護福祉士初任者研修で学べること

介護の入門資格ということで、介護の基礎知識や理念などを一から学べます。

高齢者の身体的な変化や、認知症対応、基礎的な医療知識はもちろんのこと、心のケアや、死に向き合う姿勢など、様々な観点からの研修を受けることができます。

基本的にやるべき学習項目というのは、国が基準を示していますので、どこの研修機関で受講しても、大きな違いはありません。

時間数についても国が基準を決めており、１３０時間の講習を受け、最後に１時間程度の筆記試験を受けるという決まりがあります。

しかし、これらの時間数は「最低ライン」であり、研修実施機関によっては、講習時間や筆記試験がもっと長い場合もあります。

また、時間数にカウントされないような「就職講座」や「オリエンテーション」、「筆記試験対策講座」などがカリキュラムに含まれているところも。

取り上げる学習テーマはどの研修先でも同じですが、授業の質やプラスαの講義内容などを考えると、実施機関によって内容は千差万別ですので、注意が必要です。

介護福祉士初任者研修の難易度

介護福祉士初任者研修の最後に必ず実施される筆記試験は、いわゆる「資格試験」とは違います。

基本的に全員が合格することを前提している試験ですので、不合格になった場合も、追試をしてもらえることが多く、ほぼ全員が合格できます。

合格基準などは、実施校に任されていますが、７０点程度で合格としているところが多いようです。

また、選択式の試験が一般的のため、まじめに講義を受けていれば、合格できるようなテストになっていますので、心配はいりません。

介護福祉士初任者研修の資格取得者はどうなる？

介護福祉士初任者研修の資格を取得している場合、訪問介護・施設介護の両方で活躍することができます。

また、病院で院内ヘルパーとして活躍している人もいます。

なかには、ホテルや百貨店などのサービス業の従業員が、高齢者のお客様へのサービス向上を目的に、介護福祉士初任者研修を受講するというレアケースもあります。

受講料が無料のことも！

持っていると便利な介護福祉士初任者研修ですが、受講料もリーズナブルです。

一般的には、約３ヶ月で６～１５万円程度ということが多いですが、無料で受ける方法もあります。

例えば、老人ホームなどの勤務先から補助が出る場合。

介護業界は人手不足ですので、資格取得後に勤務すれば「受講料免除（勤務先が負担）」ということもあります。

自分のスキルアップにもなるし、就職先も見つかって一石二鳥です！

もし就職先が合わないと感じても、介護関係の資格を持っていれば、転職も容易ですからね。

まとめ

気軽に受けられてメリットの多い、介護福祉士初任者研修。

介護福祉士や実務者研修などの上位資格にトライする前に、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか？

それでは、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました！